ツイード、フリース、フェイクファー、起毛シルク・・・あたたかな冬素材がサンプリングされたような贅沢な一枚です。

胸元をクールに、そして華やかに彩ってくれます。

丹念に打ち込まれたグレイの紬のほどよい張り感がキリリと全体を引き締め、柔らかな色とのブレンドが、大人のかわいらしさや優しさを感じさせてくれます。

フェルトのアップリケが正面とうなじあたりにポイントで加えられています。

ベリーのスイーツを思わせるスイートな色合いのストールです。

ポイントに赤のクラッシュベロアを使って可愛らしさの中にリッチな光沢を加えました。

ヘリンボーン状につないだバイアスカットの生地はデザイン性とフィット感を兼ね備えています。

19世紀のフランスから時空を超えて私の手元に届いた長さ50センチ程の小さな布。

繊細で優美なモチーフは現在もレプリカが作られ、広く長く愛されています。

しかし微妙な色や細やかな刺繍の光沢はオリジナルならではの魅力をたたえています。

摩擦から守るためにビニールコーティングをほどこし、ストライプのリボンで全体をキュッと引き締めました。

トリミングとカードポケットの入れ口に使った赤のシープスキンに指先が触れるたび心地よい満足感が伝わってくるでしょう。

食べること、眠ることに加え、女性が美しく元気であるために必要なのは、まさに『ピンク』！

なかでも、ヴィンテージならではのキュートなピンクには誰もが心ときめいてしまいます。

ちょっとむっちりした持ち手は、見た目の新鮮さはもとより掴みごごちや肩に掛けた時のクッション性もグッド。

はじけるようなボリュームと明るさがタレントの渡辺直美さんと重なり＜NAOMI＞と命名させて頂きました！

バッグというよりはアクセサリーやストールのように体にフィットさせて、色のパワーを思い切り吸収して下さいね。

マンスリーキットでも活躍してくれた、フランスヴィンテージプリントのカーテン。

不定形なハギレも愛おしく、残りを丸ごと使って最後にバッグを作りました。

みみ部分の生成りにプリントされたの文字やマークがバッグを縦横に走ることで程よく引き締まり、吊るされるときに使われていたリングはセンターで軽やかなアクセントになってくれています。

外側のポケットはモバイルやパスケースに対応する少し深めの仕様、中心から脇まで大きく口が開くので、中が見やすく、雑誌なども楽に収納できます。

ベルトは外側が革を使用していて、カジュアルなスタイルの中にも高級感を感じていただけます。

いろいろな色や素材を使った作品の多い私にとって、限られた素材で作るモノトーンのバッグの製作は、毎回心地よい緊張感を伴います。

そのせいか、たくさん作っていても飽きるということがありません。

どれも思い入れがあり、愛着のある作品ですが、ヴィンテージレースを贅沢にあしらった今回のバッグは、クラッシックとモダンが上手く融合し、使いやすさも加わり、あらゆる面でバランスのよい作品になったと自負しております。

生活の中に加わることで、新たな魅力を発揮してくれることを期待しています。

先のバッグと比較して、形がシンプルな分、さまざまなプリントの特徴が楽しめます。

和のモチーフをアレンジしたプリント、USAのデザイナーズプリント、北欧のテキスタイルetc

それぞれの個性が生かされつつ、上手くお互いを引き立ててくれる仕上がりになり、よかったわ、と母親のような安堵感を抱いています。

メッシュの窓から入る光が内側を明るくしてくれて、縦長バッグでありながら底のほうまでしっかり見えます。軽量であることも大きなポイント。