2018年1・2月
2種類の帯地を使った
ショルダーバッグ
(A~D 4種)
A
B
C
D
サイズ:23×33×7センチ
今年は『和の美を現代風にアップデート』をテーマのひとつにかかげたいと思います。
和の基本バランスである「左右非対称」をベースに、マチ部分も右と左を違うものにして「流れ」をつくり、途切れることのない永遠を表しています。
現代風という点では、メインとなる2種類の帯地をカメラのフォーカスをあてるように大胆に切り取り、組み合わせ、さらに発色の美しいウールやモダンなプリントとのパッチワークでそれぞれの素材を引き立て、あらたな魅力を引き出します。
ビーズ刺繍は、あえて「地」にない色を加え、モチーフの「直線」を強調する付け方をすることで画面全体が引き締まります。
サテンのリボンでリッチな艶感を添える一方、アンダリアのステッチのカジュアルさでふっと力を抜く、多様な魅力が求められる現代にふさわしいデザインに仕上げました。
後ろ面は多用途に対応できる深さと幅のあるポケットがついています。
今回、2種類の帯地を組み合わせて4つのデザインを提案させていただきました。