象牙を模したベークライトの口金に、さまざまな素材で作ったコサージュやレースをふんだんに盛り込んで、存在感のあるバッグに仕立てました。

後ろ面には携帯電話が入る立体的なポケットを付け、ノスタルジックな中に「今」を息づかせます。

子供の頃に広げた絵本や、はおっていたニットのカーディガンを思い出すような懐かしさを感じる手触りと色。

よく見ると由来を秘めたようなモチーフが端正に織り込まれています。

揺れるポンポンが物語のような世界を一層引き立ててくれます。

グログランリボンの質感や発色が好きで、定期的に何かを作ってみたくなります。

今回は使いやすい横長の形でポケットもたくさんつけました。

内側のストライプとの相性も抜群です。

もう二度と作ることはない、と断言できるほどの労力と時間が詰め込んだバッグ。

時間の中で忘れ去られたものたちが、生き生きと輝いているのを見ると、そんな苦労を忘れて、また針を持ちたくなってしまいます。

様々な要素が凝縮されたにぎやかさをシックなグリーンのレザーがシックにまとめてくれました。

日々あらたな発見が楽しめそうなバッグです。

フランスらしいマスタードカラーのフラワープリントの、のびのびとした図柄をそのまま生かし、大きめのドット・プリントで動きを添えました。内側にはボトルが入れられるポケットがついています。

ざっくりとした手織りのウールと繊細なフランスレース、一見縁のなさそうなものが解け合ったとき、えも言えぬ魅力が生まれます。太めの革持ち手でぐっと大人の雰囲気に。

長い年月の中で糸が切れたり、布の一部が擦り切れたキルトを一度解き、布として再生させた後、作品に仕上げていきます。

ヴィンテージキルトを解いたものに今年注目素材のアニマルプリントと軽やかな水玉をプラスしてミニバッグを作りました。

後ろ面はイギリスのヴィンテージプリントです。

口周りのシルクオーガンジーがポップなプリントに上品な柔らかさを添えてくれます。

バッグの内側は2つのスペースに仕切られていますので、小さいけれど便利です。

ちょっと近くに買い物に行く時に使っていただいてもいいし、文庫本などを入れてテーブルの上に置いておくのも素敵です。

実は人目に触れる機会が一番多いのがお財布。お気に入りのアイテムがバッグに入っているだけで、一日がぐんと楽しくなります。

透けるようなシルクジョーゼットに艶やかな起毛のモチーフが織り込まれたフランスのヴィンテージテキスタイルをつなげた生地の上に、ヴィンテージレースをアップリケするという贅沢。裏面には上質な輝きと手触りのベロアを合わせ、フリンジの糸は手染めによるニュアンスのある色合い。

まるで「柔らかなジュエリー」です。