お気に入りのバッグをもって出かける機会が少なくなっています。そんな中、持っているだけで、眺めているだけで楽しくて、気分が高揚し、気持ちが前向きになれるようなバッグをつくってお届けできたら、と思いました。

数種類の糸で編まれた多様なモチーフをお互いが引き立てあうバランスで配置しました。ところどころにヴィンテージのボタンや個性的なパーツがひそんでいて、見るたびに発見があります。

ベースとなる生地はコットンとジュート麻で織られたイギリスのヴィンテージテキスタイルで、マチの部分にはフランスのエスパドリーユ(夏用の布靴)用のキャンバステープのデッドストックを使用しています。

持ち手には本革と無垢真鍮を使用し、使いこむほどに味わいが増すバッグに仕立てました。

あえて色数を絞り、質感の違いによって生まれる陰影や奥行を生かした彫刻のような佇まいのバッグです。

ざっくりとした素朴な麻と清潔感のある白いレースからは牧歌的な空気が感じられ、気持ちが安らぎます。

便利なポケットがたくさんついてコンパクトなデザインながら必要なものがきっちりと収められます。

若い頃は真っ白なレースにどこか気恥ずかしさがありましたが、今はこのきっぱりとした明るさにパワーをもらうことが多くなりました。ブルーとのコントラストによってさらにいきいきと映え、見ているだけで笑顔になります。

バッグインバッグとしても重宝しますが、ぜひお手持ちのストラップを合わせてショルダーバッグとしてもお楽しみください。

生地の魅力を生かしたシンプルなバッグです。マチの入れ口側を絞ることで柔らかいフォルムが生まれ、中身も見えにくくなりました。季節を問わず使える文様です。

モダンな柄と色合いが魅力です。

今回の制作はこの帽子から始まりました。美しいことと機能的であることを同じくらい大切に考えて作品を作ってきましたが、今回はその比重を少し美しいことに傾けようと決めました。帽子のトップやブリムから光が入ることは機能面からは失格かもしれませんが、ひとつのものとして眺めたとき、その景色に、世界観に心が満たされる、そんな時間が人には必要なのではないかとこの頃よく考えます。

葉っぱのモチーフつなぎは月桂樹やマートルの葉で編まれた冠をイメージしています。

困難なことや病気と闘っているひとをたたえ、ねぎらいの気持ちを伝えたい、そんな思いで作りました。

最近は自宅でも様々な映画を楽しむことができます。半世紀ほど前のヨーロッパを舞台にした映画では必ずといっていいほどファッションに合わせた帽子が登場します。最近はその組み合わせを見るのが楽しみになりました。クラッシックな帽子にならって上部を少し大きめの、頭のラインを拾わないエレガントなデザインにしました。ブリムの部分はかっちりとしたかぎ針編みなので、その時の天候や気分に合わせて折り方が変えられます。コンパクトにたためるので、携帯にも便利です。

コットンの糸にビーズを編み込んでいて、程よいきらめきと重さがあります。

ストッパーを正面にしてラリエットのようにしたり、手首に巻いたり、重ね付けしたり。

さまざまなアレンジが楽しめます。

作品の製作途中ででたハギレやレースモチーフを各種お求めやすい価格でご用意します。

清涼感のある色と手触りのサブバッグです。ひとえ仕立てですが、2度縫いでしっかりと仕立てていますので丈夫です。コンパクトにたためて携帯にも便利です。